食材からコスメまで様々な利用範囲をもった汎用大規模細胞培養技術
インテグリカルチャー株式会社(以下同社)は、体内に似た環境を構築することで、細胞培養コストを大きくダウンさせるシステムを開発し広く世界に広める努力をされています。
牛や鳥などの食用となる動物が成長するプロセスを模した体外環境下でその動物と同じ細胞を培養するシステムで、その基本システムをCulNet Systemと称し, 細胞培養の基本インフラ(Uni-CulNet System)構想として、細胞培養が国内外に広く普及することを目指しています。
細胞培養肉の資源効率は35%。現在の牛肉が3%ですから、比べるとかなりの高効率と言えそうです。環境への負荷も98%削減できるとの試算が出ているそうです。地球人口が増え続ける中、環境負荷を大幅に下げつつ食料をお杜撰することは喫緊の課題です。
同社の画期的なシステム、日本発の食用肉培養技術が世界中で使われる時代の早期到来を祈念しています。(AS)



