再生可能エネルギー・小型風力発電のエキスパート
ゼーファー社が誇る「エアドルフィン」という小型風力発電機は、我が国の代表的な技術企業、研究機関そして官公庁のいわば日本の英知を結集して約4年の歳月をかけて誕生したとのことで、国際的にも高い評価を獲得しているとのこと。
外観もスマートであり、ウェブ上のスペックによると軽量で高性能、低雑音で風の追随を可能とするとのこと。エアドルフィンGTOのスペックを観てみると、質量20kg, ローター直径1800mm,、定格出力電圧260DC, 風速12.5m/秒における定格出力1.1kWとのことなので、家庭用に使ってみたい気にはなるが、冬場に毎日50kWhの電力を使う家庭には、これ一機ですべてを賄うのは難しそうだ。太陽光パネルや電力会社から供給される通常の電力との併用となるのだろう。
又、定格出力1.1kWが平均風速12.5m/秒を前提にしているのも気になるところ。我が国を代表する小型風力発電機メーカーには引き続き開発努力をしていただき、一般家庭が電力会社に依存せずに再生可能エネルギーだけで自宅の電力を賄えるような発電機を世に出して頂くことを期待したい。(AS)
