解体自動車の再資源化
1964年創業のエコアール社、ウェブサイト上の会社案内の業種欄に、自動車中古部品卸売業(使用済み自動車のリサイクル)とある。正にこの「中古部品卸販売業」が社名のエコアール(エコR)に表れている。ウェブサイト上の社長メッセージに、「エコはEcology(環境)、アールはRecycle(再資源化)、Reduce(発生抑制)、Reuse(再使用)の頭文字R」とある。同社事業で優れている点は、事故車あるいは廃車となった車を修理すれば再度車として息を吹き返すものは修理するが、車として再利用できないものは徹底的に清浄、分解して使える部品を取り出し再販することにある。同社会長のメッセージの一部を下記に引用する。これにより同社事業を貫く精神がよくわかる。 (AS)
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「タイヤはおろかボルト1本でさえ、再び新たな資源になりうると、きめ細かく循環処方を施しています。その根底にあるのは農業を支えていた命の循環の法則です。無機質を対象にする工業社会においても、一切を無駄にしない農業精神を継承したい。」