多様な価値の素となる極小機械電子技術
アイカムズ・ラボ社独技術により開発された僅か直径1㎜の高精度プラスティック歯車が可能にしたマイクロアクチュエータ、その極小製品の応用範囲の広さに驚きます。同社は、この小型アクチュエータの技術をもとに、新たな価値ある医療機器やライフサイエンス機器を提案し、高品質の医療と健康を安価に提供することを目指すとのことですが、すでに着実に歩みを進めていると見受けました。
同社の本拠地岩手県の地域活性化へ向けて活躍する人材を育成し、同時に地域企業の連携を深め、更には海外との協業の可能性をも見据える努力もTOLICという活動組織を通じて実を結びつつあるようです。
このような同社の活動と次々と生み出される成果は、モノづくり日本を支える技術系中小企業の目指すべき姿としてのベンチマークになると期待されます。(AS)

