ZERO WASTE DESIGNへの挑戦
1967年石坂産業(株)は、産業廃棄物処理業として創業。現社長は、「埋め立てをしない社会づくり」という創業者が掲げた大きな夢の実現に向けて着実に歩みを進める。
2021年9月25日付東京新聞(下記参照)によれば、現在の同社による減量化・再資源化率は98%だそうで、これは驚異的な数字だ。
同社のホームページを見ると「Zero Waste Design」という文字の下に、「ごみをごみにしない社会を創る」、「再生可能な設計・ものづくりをする社会を目指す」と壮大なVisionが記されている。そもそも最終的にごみになるような製品設計をしないものづくりをも提唱する。
「里山の継承」、「体験の機会の場づくり」、「サステイナブルフィールド」の運営等、教育や社会貢献なども積極的に行われている。また、「共創・協同」を率先するべく、大手ICT企業や建設会社等と組んで石坂産業(株)の事業所内作業現場の安全確保、廃棄物の自動計量化、廃棄物選別ロボット開発、そして作業場内で生じる振動や風力を電力に変える開発なども行う。
下記新聞記事にあるような社員の高等教育支援にも熱心である。気象変動による地球環境の危機が叫ばれる中で、循環型社会づくりを率先垂範する。一企業でもこれだけのことが出来ることを見せてくれる。(AS)
