飯舘電力株式会社

飯舘電力株式会社

💡
再エネ事業で脱原発と地域の活力を取り戻す  大手電力会社に頼らず自らの地域の電力は自らで賄い地域経済にも貢献するという目標のもと、再生可能エネルギーとしての太陽光発電事業、バイオマス発電事業を行う飯館電力株式会社(以下同社)は、太陽光パネル設置により地域に根付いている農業を損なわないようにパネル間隔と高さを維持して所謂ソーラーシェアリング設置で事業を行っています。  2014年、福島第一原発事故後に設立された同社の前には、現在、FIT制度での売電価格の低下や原発事故後飯館地域に帰還する住民が未だ少なく営農再開があまり進んでいないなどいくつかの難題があるようですが、同社副社長千葉さんは、「僕たちはデモで脱原発を訴えるより、太陽光を1基つくれば、原発は要らなくなるという思いで飯舘電力を立ち上げた。しかし今、脱原発やSDGs、ウクライナ侵攻、エネルギー価格高騰と、いろんなものがかぶさって、大切なものを見失っている」(2022年10月27日付朝日新聞DIGITALより引用)と危機感を抱きながらも原発に頼らない地域電力の発展に力を注いでおられます。  同社は会津電力などとも連携しながら原発に頼らない地域経済に貢献する再生可能エネルギー事業のさらなる発展を期して活動されています。大手電力事業者に依存せず地域内で完結できる電力事業、即ちオフグリッド事業が全国へ広がり地域活性化が促進されることは今後の日本を考える上で大切な視点だと認識しています。  同社の活躍と発展を心より祈っております。(AS)
notion image