陸上養殖魚ー食料自給率向上に期待
株式会社 林養魚場(以下同社)は、1935年福島で創業した日本で最古参の養魚場で現在は福島、宮城、愛知、鳥取に合計八箇所の養魚場を有しているそうです。同社ウェブサイトによると、「現在は、養殖魚種約10種類、年間生産量約400tにおよび、国内でも最大規模の養殖面積を誇る内水面サケマス養魚場です。」とのこと。取水量を最小限にして浄化し循環させる技術、先端的滅菌技術や、AIによる最適養殖・給餌環境も整えており、年々進化する養魚技術の開発にも怠りないとお見受けしました。
現在我が国で流通している養殖魚の殆どは海外からの輸入に依存していますが、世界人口の急激な増加、世界における地域紛争の激化によるサプライチェーンの毀損など様々な課題に直面しており、食料自給率を上げる必要性が喧伝されるており、同社の存在は極めて貴重です。今後益々の発展が期待されます。(AS)

