水で衛星を動かす
小型人工衛星の利便性が注目されそれぞれの役割をもって活動している衛星も増えてきましたが、小型衛星でも宇宙空間における推進力のもととなる燃料に水を使用する衛星はまだ開発途上といわれています。ここに紹介するPale Blue社は、水をプラズマ状態にして推力を生み出す世界初の水エンジン搭載の小型衛星を開発しており、2023年には実用化・商用化するところまで来ているそうです。10年以上にわたる研究により実現されたマイクロ波を用いた超低電力プラズマ生成の特許技術により水エンジンの小型化を実現、衛星の大きさや形状、重量などにも柔軟に対応できるそうです。地球にやさしく人にもやさしい世界初の水エンジン搭載小型衛星が天空に上がる日も近そうです。ペールブルー社の益々の活躍を期待しましょう。(AS).
